ニュルンベルク(Nürnberg)のおすすめ観光スポット紹介！

古城街道の一都市、ニュルンベルクは木組みの家や石造りの橋など中世の街並みが美しい街です。
街は中世の城壁で囲まれており、徒歩で回ることができます。

主要な見どころはやはりカイザーブルク城と聖ローレンツ教会になりますが、
街の中心を流れる川、石畳がずっと続く街、アンティークな家々など、
ニュルンベルクの美しい街並みを眺める街歩きこそ醍醐味。

食べ物では、細くて短いソーセージを炭火で焼いたニュルンベルガーソーセージが有名。
是非ご賞味ください。

主要都市からニュルンベルクへのアクセスと所要時間

近郊都市からニュルンベルクへのアクセスは以下の通りです。
DBのHPで詳細な経路案内を検索できます。
スマートフォンなら「DB Navigator」というアプリでも検索可能。

<<フランクフルトからニュルンベルク>>
経路：Frankfurt HbfからNürnberg hbfまでICEで直通
所要時間：約2時間5分
運行間隔：時間帯にもよるが1時間に1〜2本程度
運賃：約39,90 EUR (約5000円)

<<ミュンヘンからニュルンベルク>>
経路：München HbfからNürnberg  HbfまでICEで直通
所要時間：約1時間5分
運行間隔：時間帯にもよるが10分に1本程度
運賃：35,90 EUR (約4,600円)

<<ローテンブルクからニュルンベルク>>
経路：(例)Rothenburg ob der TauberからNürnberg hbfまでRB/RB/ICで、途中SteinachとAnsbachで乗り換え2回
所要時間：約1時間10分
運行間隔：1時間に1～2本程度
運賃：19,90 EUR (約2,500円)

<<ヴュルツブルクからニュルンベルク>>
経路：Würzburg HbfからNürnberg hbfまでICEで直通
所要時間：約50分
運行間隔：30分に1本程度
運賃：31,00 EUR (約4,000円)

ニュルンベルクの観光スポットとまわり方

城壁都市ニュルンベルクは、城壁内に入るともうそこはテーマパークのよう。

中世の雰囲気が残った街中をぶらぶらすると、
ファンタジー映画の中に入り込んだような気分になります。

個人的にニュルンベルクでは、ゆったりと町並みを見て歩くのがいちばん楽しかったです。

観光スポットが点在していますが、城壁に囲まれたコンパクトな都市内なので、
主要観光スポットを回るだけなら半日あれば十分。
１日時間があるなら、博物館を見学したり、テラス席のあるお店に入ってまったりしたり、
川沿いをゆったりお散歩したりとのんびりするのがおすすめ。

カイザーブルク(Kaiserburg)

神聖ローマ帝国の皇帝が居城とした古城カイザーブルクは、中世時代の重要な皇居のひとつです。
その歴史は1050年にまでさかのぼります。
カイザーブルクへは急な坂道を登って行きますので歩きやすい靴で行きましょう。
歴史あるこちらの古城のみどころは、深さ50mもある井戸、二重構造のチャペルと、ニュルンベルク市街を見渡す景色です。
城内は博物館になっています。入場料は下記informationをご確認ください。

上の写真は深さ50mもあるdeep well (深い井戸)です。
ちなみにチケットデスクのお姉さんは「water provider」と言っていました。
係の人がろうそくを井戸の底までおろしてくれ、井戸を覗くとろうそくがいかに遠くにあるかを実感できます。
また、容器に入った水を井戸に流し込む実演もしてくれます。
水が底にたどり着くまで数秒かかるので水を落としたのに数秒間無音という不思議な感覚からも井戸の深さを感じることができます。

こちらはImperial Chapel, 二重構造のチャペルです。
1階と2階が同じ構造のチャペルとなっており、真ん中の吹き抜けでつながっています。
どちらの階にいる人も同じ礼拝に参加できるようにしていたようです。
見学できたのは2階の部分だけだったと思います。
重厚感がありながら日の光が差し込むチャペルはまさに神秘的で威圧的なものを感じました。

カイザーブルクの外観はレンガ造りと木組みに石畳と、まさに中世です。
映画に出てくるような世界観が本当にあったんだなあと感動しました。

カイザーブルクはニュルンベルクの中でも標高の高いところにあるので景色もなかなかです。
オレンジの屋根に木組みの家々の中に荘厳な教会が見える景色はニュルンベルクならではですね。

聖ローレンツ教会(St. Lorenz kirche)

聖ローレンツ教会は1250年に建設が始まった歴史の深い教会です。
この教会名の元となっているローレンツは、
初期の教会の時代(3世紀)に奉仕の職務にあった人物だそうです。
ゴシック様式の大きな教会は迫力があり荘厳です。

正面入口（見学の入場は南側からですが）からして、精巧さが伝わってきます。
とても細やかな彫刻が施された入り口に感動しました。
本当に彫刻なのか！？と信じがたいくらい細やかです。

入るとこんな感じ。荘厳です。
高い天井に、広々とした聖堂は圧巻。石造りの壁や柱に歴史を感じます。

天井から吊るされたレリーフは「受胎告知」。この教会の見所の一つです。
レリーフひとつとってもいかに繊細な装飾かがお分かりいただけると思います。

ステンドグラスもまた見事です。とっても細かくて色彩豊かで華やかですよね。

教会を彩る芸術品一つ一つが美しく、ギラギラしていない豪華さに圧倒される場所でした。

中央広場(Hauptmarkt)

フラウエン教会と美しの泉が建つ中央広場。
両方をカメラに納めることができます。
小さな市場をやっている時もあり、現地の生活を垣間見ることができて楽しいです。

フラウエン教会は、1350年頃に建てられた教会です。
レンガ色の古びた感じが趣深く、青緑色の「たまねぎ頭」が印象的です。

毎日正午12:00になると動き出すからくり時計が見所となっています。
１日１回なので見たい方はご注意ください。

上の写真は美しの泉（Schöner Brunnen）です。
高さ１９ｍある金色ピカピカのゴシック様式の塔は、14世紀に建てられました。
40体もの聖人や哲学者などの像で装飾されており、堂々たる姿で広場に鎮座しています。

周りが八角形の柵で囲まれているのですが、金の輪がかけられている場所があります。
その金の輪を3回回すと幸運が訪れると言われ、回すために行列になることも。
高いところにあるので私は背伸びして3回回しました。
幸運が来ますように・・・！

マックス橋(Maxbrücke)とヘンカーシュテーク(Henkersteg)

観光名所としては少しマイナーかもしれませんが、
とても趣があって写真映えのする場所をご紹介します！
上の写真はヘンカーシュテークから見たマックス橋。
ペグニッツ川にレンガ色の石橋が映って素敵です。

ニュルンベルクの街中を流れるペグニッツ川に沿って歩道が整備されているので
景色をゆったり眺めながら散策できます。
川沿いに立ち並ぶ木組みの家々は風情がありますよ。
このあたりは観光客も少なく静かに過ごすことができます。

こちらはマックス橋から見たヘンカーシュテーク。屋根つきの木造橋です。
ヘンカーシュテークは「死刑執行人の小橋」という意味です。
名前は怖いですが、情緒ある橋です。画になります。

ちなみにこちらはケッテンシュテク（Kettensteg）。
ニュルンベルクの城壁内の西端にある吊橋です。
とても地味な感じなのですが、橋からの景色はなかなか。

ペグニッツ川の向こうにマックス橋とヘンカーシュテークの一部、そして聖ローレンツ教会の頭が見える光景が素敵でした。
是非お立ち寄りください♪

中央広場のテラス席付きレストラン: プロベンザ (Provenza)

プロベンザはニュルンベルクの中央広場にあるテラスつきのイタリアンレストラン。
中央広場からはこの建物のバルコニーへと続く階段を登って入店します。

テラスで美味しい食事とワインをいただきながら
美しの泉とフラウエン教会の建つ中央広場を一望できるなんて素敵だとおもいませんか？
なんて贅沢なひとときなんだろうと夢見心地でした。

こちらは豚肉のエスカロープ。レモンの風味がよく効いていてさわやかでした。
付け合せのお野菜もカラフルで見た目も良い感じ。

夫はサーモンのグリルを頼んでいました。
こちらもなかなか美味しかったですが、個人的にはドイツではイタリアンでもお魚よりお肉料理が勝ちかなという印象。
もちろんお魚もおいしかったんですけどね！
ドイツは内陸なので肉料理のほうがレベルが高いのかなと思いました。

ニュルンベルグのソーセージスタンド

ニュルンベルクに来たらニュルンベルガーソーセージを食べましょう！
細くて小さめのソーセージを炭火で焼いて食べるのがニュルンベルガーソーセージの特徴。
香ばしくてとても美味しかったです！

こちらはニュルンベルクhbfから聖ローレンツ教会に向かってケーニヒ通り（Königstraße）を歩いている途中にあったソーセージスタンド。
ただ移動販売かもしれず今回立ち寄れたのはたまたまかもしれません。
焼きたてのニュルンベルガーソーセージを3本ほど、パンに挟んでくれます。

パリッとしていてスパイスが効いており、美味しすぎて2回買いました笑
日本でこんなにおいしいソーセージは食べられないのが残念。
ニュルンベルクに来たら是非ともご賞味ください！！

ニュルンベルクのカフェで一息♪：SORAT hotel saxx

中央広場に面したゾラート ホテル ザックス (SORAT hotel saxx)の1階はカフェになっており、
中央広場を眺めながら優雅なティータイムを過ごすことができます。
目の前に美しの泉という贅沢なロケーションです。

飲み物とケーキのセットで5,50 EUR ほど。
ケーキもコーヒーもとってもおいしく、5,50 EURは安いです。

上の写真は手前がりんごのケーキ、奥がチーズケーキ。
りんごのケーキはほどよくシナモンが効いていてとてもおいしかったですし、
チーズケーキはすごく濃厚で幸せでした。

店内の雰囲気も落ち着いていて静かなのでゆっくりできます。
店員さんも親切で柔和な感じでした。
ああ、平和なひとときだなあ・・・と幸せな時間を噛みしめる私でした。

たくさん歩いたら甘いものとコーヒーで静かに休憩。
体力も全回復です！！

ニュルンベルクの宿泊先：ル・メリディアン・グランド・ホテル( Le Méridien Grand Hotel Nuremberg)

駅前にあるル・メリディアン・グランド・ホテルは、駅からもニュルンベルク市街地からも近くアクセス良好。
その上内装も豪華なのでとてもおすすめのホテルです。
上の写真が外見です。駅前かつ大きいので目立つことは目立つのですが、
ホテル名が「GRAND HOTEL」としか書かれていないので最初は見落としがちかもしれません。

フロントのあるフロアはこんな感じ。
大理石調の柱にピカピカに磨かれた床。セレブ感溢れます。
フロントのお兄さんも感じが良く丁寧な対応をしてくれました。

私がいちばん驚いたのが、エレベーターです。
逆光で分かりにくいですが、上の写真がエレベーター。
エレベーターの扉の外側にもうひとつ金色の取っ手付きの扉がついていて、
一見ひとつの部屋の入り口みたいになっています。
こんなの初めて見ました。

ダブルベットのお部屋です。
ベットの寝心地はなかなか良かったですよ。
炭酸あり・なしの500mLペットボトルの水それぞれ1本ずつが無料で飲めます。

このホテルはバスタブがついているのでお湯をためてゆっくりすることもできますね！
シャワーの勢いがもう一歩感があったのと使い方が分かりにくいところがありましたが、
それ以外はいうことなしです。

泊まってみて独断で評価するとしたらこんな感じ。

アクセス
清潔感
アメニティ
湿度
コスパ
音漏れ
空調、匂い
フロントの態度

ル・メリディアン・グランドホテルにあるもの、ないものリストはこちら。

	ある：○/ない：×
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ	○
歯ブラシ、歯磨き粉	×
パジャマ	○(バスローブ)
バスタオル、フェイスタオル	○
ドライヤー	○
無料Wi-fi	○
飲料水	○（炭酸あり・なしそれぞれ1本ずつ無料)