バイエルン州立歌劇場でオペラ鑑賞♪予約方法は?服装は?徹底解説!

ドイツで芸術鑑賞

憧れの本番ドイツでオペラ鑑賞♪クラシックファンにはたまらない至高の時間です。
クラシックファンじゃなくても、歴史ある素敵なホールでオペラが鑑賞できたら感動すること間違いなしです。

この記事では、実際にバイエルン州立歌劇場でオペラ鑑賞してきたひつじさんが
チケット予約から当日のマナー、服装まで徹底解説!
ご参考にしていただければ幸いです。

Contents

バイエルン州立歌劇場の見どころ

バイエルン州立歌劇場は、ミュンヘン中心部にある華麗な歌劇場。
歴史も古く、ドイツを代表する歌劇場の一つです。

ほぼ毎日、オペラやバレエ等の公演が開催されています。
公演もさることながら、歌劇場そのものもとっても素敵です。

まずは神殿のようなエントランス。
ここから入るだけでも貴族になった気分。

入るとすぐ目に入るのが、シンデレラがガラスの靴を落としそうな素敵な階段。

そしてシャンデリアが飾られダンスホールのような広々としたロビー。
ホールに入る前からすでに感動の嵐です笑

そして赤を基調とした円形の豪華なホール。天井にはシャンデリアです。
公演が始まる前から大興奮でした。

個人的にはミュンヘンでいちばんの見所だと思いました。
こんなところで、それも日本より安く本場のオペラを堪能できるなんて、貴重な体験です。

バイエルン州立歌劇場のチケット予約方法

オペラに限らず、バイエルン州立歌劇場の公演予定は以下のHPから見ることができます。

バイエルン州立歌劇場でのオペラの公演は人気なので3ヶ月前くらいには予約しておきましょう
3ヶ月前でも残りわずかになっていることが多いです。

バイエルン州立歌劇場HP
https://www.staatsoper.de/

ドイツ語表示になっているときは右上のENと書かれたアイコンを押してEnglishにします。
Scheduleから興味のある公演を探します。
行く予定の日または月でしぼってからOperaでしぼると良いです。

興味のある講演を見つけたらBUY TICKETSをクリック。下の写真のような画面に遷移します。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、座席のランクごとに色分けされており、凡例が左に書かれています。
購入したい席をクリックします。グレーになっているところは予約済みなので選択できないようになっています。
Sitzplätzeは座って見れる普通の椅子の席、
hörer-partiturplätzeは音と字幕だけを楽しむ席(舞台は見えません)、
Stehplätzeは立ち見席です。
せっかく行くならSitzplätzeを選びましょう。高い席だって日本で見るより断然安いですし。
私は前回右端の席(4席ぽつりとあるところ)にしましたが、あの席はなかなかおすすめです。
普通に腰掛けると舞台は半分くらいしか見えませんが身を乗り出せば全部見えますし、ふかふかの肘掛けがあるのでそれも苦じゃないです。
席が斜めに配置されており左右に人がいないので舞台に集中でき、出入りもしやすいです。
端の席なのでホール全体も見渡しやすい上に舞台との距離が近く、それでいて一番リーズナブルな座席となっています。オケピットまで見たければ2階席以上がよさそうです。

話が逸れましたが、予約したい座席をクリックしたらInto the shopping cartをクリック。
クリックしたところから10分以内に購入しなければ無効になります。

下の写真の画面に遷移したら、公演、時間、座席、金額をチェックします。
デフォルトでpickupにチェックが入っていますが、こちらはTicketDirektを選択したほうが良いです。
TicketDirektはメールで送信されたPDFのチケットを自宅で印刷し持参するタイプです。
ちなみに、ネット購入はチケット代+サービス料2,00 EURです。

購入内容の確認とTicketDirektのチェックが終わったらI have read the〜のところにチェックを入れてContinueを押します。

ログイン画面になるので、会員登録していない人は右側のRegisterを押します。
Registerを押すと下の画面に遷移します。

MrとMsは当てはまるほうを選択します。
TitleはDr.とかProf.とかです。とくに当てはまるものや希望するものがなければ空欄のままでokです。
First nameには下の名前をアルファベットで入力します。
Middle nameは空欄。
Surnameには苗字をアルファベットで入力します。
あとは*のついている箇所を埋めていきましょう。
Streetには〜区〜町〜番地〜号を入れます。
例:(渋谷区ひつじ町1丁目3番地4号の場合)1-3-4, hitsuji-cho, Shibuya
Cityには都道府県、〜市を入れます。
例:Tokyo

国はJapanを選び、あとはメールアドレスを入力すればok。
電話番号は*がついていないので入れなくて大丈夫です。

最後にいろいろとチェックボックスがありますが、バイエルン州立歌劇場や関連施設からのメルマガみたいなものなので特別必要がなければチェックなしでokです。一番最後のI have read the notice〜はチェックをいれないと次に進めません。「私はプライバシーポリシーに同意します」の確認です。
最後にRegistrationを押せば、自動配信メールが送られてくるので、それに記載されたパスワードでログインできるようになります。
ログインしたら、以下の画面になります。

支払い方法を選んだら、この下にあるBuy nowボタンを押すと、カード決済画面に遷移します。
あとはクレジットカードの情報を入力するだけ。
無事購入できたらチケットのPDFが添付されたメールが届きます。
PDFをA4サイズで印刷して大切に保管しましょう。

オペラ鑑賞の準備(ドイツに向かう前に)

そもそもドイツに旅立つ前に、自宅で準備できることがあります。

チケットの印刷

これは必須ですね。印刷して持っていかないとバイエルン州立歌劇場に入れません。
なお、このチケットにも書いてありますがA4サイズで印刷しないと無効のようです。注意してください。

着ていく服の準備

次の章でどんな服が良いか書いていますのでご参考にどうぞ。
ドイツ旅行の荷物のなかに入れておきましょう。
靴やバッグ、小物類ももちろん忘れずに。
女性は髪型はどうするかなども考えておいたほうが当日焦りません。

オペラの予習

鑑賞するオペラのあらすじをあらかじめ把握しておきましょう。
これは最低限、Wikipediaでもなんでもいいので調べておくべきです。

プログラムは有料ですし、買ったところで当日ゆっくり読む時間はありません。
というか、当日は州立歌劇場を楽しんだほうが良いです。

オペラの字幕は舞台上方に表示されますが、
あらすじが分からないとよく分からないと思いますし
せっかくなら字幕じゃなくて舞台の様子に集中したいところです。

ドイツに出発してからだと観光したり
自由にネット環境にアクセスできなかったりと
なかなか時間はとれませんから、出発前に目を通しておきましょう!

バイエルン州立歌劇場でのオペラ鑑賞にはどんな服装で行けばいい?

初めてのオペラ観劇なら、何を着ていけばよいか悩んでしまいますよね。
私もそうでした。
ドレスアップしていったほうが良いとか、そんなに気張ったら逆に目立つとか、
ネットにはいろんな話があって何を信じれば良いものか…と。

これからご紹介するのは実際に行ってみてどんな服装が正解か考察した結果です!

男女別にご紹介しますが、共通して言える注意点としては寒い時期でも厚着しすぎないこと、でしょうか。
劇場は暑くなりがちなので、室内では涼しく過ごせる格好がよさそうです。

オペラ観劇の女性の服装

一番無難なのは、きれいめのワンピースに肌色ストッキング、パンプス、小さなハンドバッグまたは小さなショルダーバッグかなと思います。

服の色は黒が比較的多め(半分くらい)でしたが、上品なデザインであれば何色でも浮きません。
私が行ったのは10月初旬で寒めだったので黒タイツと肌色ストッキングで迷いましたが、肌色ストッキングが正解でした。
黒タイツを履いている人はほとんど見ませんでした。

スカートの丈は膝くらいが無難。
ですが膝上の人もけっこういるのでそんなに気にしなくても大丈夫です。
ノースリーブのお姉さんもいましたし。

パンツスーツ系の方もけっこういたので、スカートはちょっと…という方はパンツスタイルもok

コートはクロークに預けることになるのでそんなに気を配らなくても大丈夫です。

髪も、そんなにきっちりセットする必要はありません。清潔感さえあればロングの方でも下ろしたままで大丈夫です。

オペラ鑑劇の男性の服装

男性は黒スーツに白Yシャツの一択でしょう。

ネクタイはあってもなくても大丈夫。
ネクタイをつけていた人は全体の4割くらいだったと思います。

スーツの色は紺やグレーでもまあ大丈夫ですが少数派です。やはり黒が無難。

シャツの色はこれも白が無難とは思いますが淡い水色とかもありです。

バッグは持たず手ぶらが◎。どうしても荷物が多い方は目立たないトートバッグなどがよいかもしれません。

まあ、皆さん他人の格好なんて気にしていませんのでそんなに神経質にならなくて大丈夫ですが。
やはりそれなりの場所なので相応の格好で赴きたいものです。

当日の流れ

開演前

開演の30分前くらいに到着すればホールを見たりクロークにコートを預けたりするのに十分だと思います。
開演の前にはコートを預け、お手洗いに行っておきましょう。

クロークはホール入り口の脇にあります。
荷物やコートと引き換えに番号札を受け取ります。

バイエルン州立歌劇場のお手洗いは男女がとっても分かりにくいので要注意!
ドアにHまたはDの一文字しか書かれていません。

DがDamenの略で女性、HがHerrenの略で男性です。
つまり、上の写真は女子トイレ。分かりにくい・・・!
日本人の感覚的にはなんとなく、Dが男性、ヘレンが女性っぽくないですか?
逆なので要注意。Dは男性(Dansei)のDじゃない!と覚えましょう。

トイレを済ませたら開演の5分前には席に着いていましょう。途中から入ることはできません。

時間にゆとりがあるならロビーを見て回りましょう。
シャンデリアが飾られたホールは素敵すぎてオペラを見なくても十分おなかいっぱいな気分になります。

鑑賞中のマナー

拍手のタイミングは周りに合わせれば大丈夫。
スタンディングオベーションとかがあるのかと思っていましたが意外とそのようなものはなかったです。

その他のマナーも日本と同じです。
観劇の撮影は禁止, 飲食禁止、騒ぐ、靴を脱ぐなど目に余る行為禁止。

休憩時間の過ごし方

第一幕が終わったら、第二幕の前に休憩時間があります。
この時間はホールにいてはいけません(ドアを施錠されます)ので必ず外に出ます。

休憩時間は皆さん思い思いの時間を過ごしています。
ベンチに座って休憩している人、ワイン片手に立ち話している人、堂々とイチャつくカップルなど。
エントランスから外に出て外の空気を吸うこともできます(外にいる人は大体タバコを吸っていますが)。

劇場内は暑くなるので喉が乾くと思います。
バイエルン州立歌劇場の地下1階にはミニバーがあり、飲み物を頼むことができます。

お水は250mLほど入った瓶が1本3,00 EURと決して安くはない値段設定にはなっていますが、
場所と雰囲気代ということで腹をくくるしかありません。
もちろんワインや軽食を楽しむこともできます。

最後に

本場で本物の芸術に触れることは、日本では絶対に体験できない何にも代えがたい経験だと思います。

バイエルン州立歌劇場での観客の客層は老若男女さまざま(中年以上が少し多めかも)で、
9割が白人ですが時々観光客らしきアジア人もいます。
敷居は一見高そうですが行ってみると案外そうでもないかもしれません。

せっかくミュンヘンに行くのなら、是非バイエルン州立歌劇場で芸術を嗜みましょう!

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