お伽話の世界そのものの街並みが楽しいローテンブルク。
城壁に囲まれた石畳の街は中世の景色がそのまま残されておりドイツの人気観光地のひとつ。城壁に上ることもできるんですよ。
ローテンブルクの正式名称は「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)」です。
電車の駅名もこちらの正式名が採用されているので注意してください。
Contents
主要都市からローテンブルクまでのアクセスと所要時間
近郊都市からローテンブルクのアクセスは以下の通りです。
DBのHPで詳細な経路案内を検索できます。
スマートフォンなら「DB Navigator」というアプリでも検索可能。
<<フランクフルトからローテンブルク>>
経路:Frankfurt HbfからRothenburg ob der TauberまでICE/RB/RBで、途中Würzburg Hbf、Steinachで乗り換え
所要時間:約2時間半
運行間隔:時間帯にもよるが1時間に1本程度
運賃:29,90 EUR(約3,600円)
<<ミュンヘンからローテンブルク>>
経路:München HbfからRothenburg ob der TauberまでICE/RE/RB/RBで、途中Nürnberg Hbf, Ansbach, Steinachで乗り換え
所要時間:約2時間半
運行間隔:時間帯にもよるが1時間に1本程度
運賃:35,90EUR (約4,300円)
<<ヴュルツブルクからローテンブルク>>
経路:Würzburg HbfからRothenburg ob der TauberまでRB/RBで、途中Steinachで乗り換え
所要時間:約1時間
運行間隔:1時間に1本
運賃:16,40 EUR (約2,000円)
<<ニュルンベルクからローテンブルク>>
経路:Nürnberg Hbf,からRothenburg ob der TauberまでIIC/RB/RBで、途中Ansbach, Steinachで乗り換え
所要時間:約1時間10分
運行間隔:1時間に1本程度
運賃:19,90EUR (約2,400円)
ローテンブルクの観光スポットとまわり方
ローテンブルクの駅は城壁の外にあるので駅を出たら5〜10分程城壁まで歩きます。
ローテンブルクの入り口、レーター門をくぐるとそこはおとぎの世界!
ぶらりと歩くだけでも楽しいです。
ローテンブルクで是非訪れたいのは、1年中クリスマスのおもちゃ屋さん「ケーテ・ヴォールファールト」。
名物のお菓子シュネーバルにも挑戦してみましょう!
小さな街なので半日あれば十分満喫できます。
小さなお店がたくさんあるのでぶらりと立ち寄ってみましょう。
私が立ち寄ったお店も以下に紹介しておきます。
レーダー門(Rödertor)とマルクス塔(Marksturm)
上の写真がレーダー門です。
おとぎの世界の入り口ですね!ここから城壁の内部へと入っていきます。
レーダー門には塔があり、2.00 EURで塔の上に上ることもできます。
クレジットカードは使用できないので小銭を用意しておきましょう。
塔の内部は急な階段が続きます。
当時の面影を残しているのか、少々頼りない階段です。
階段をひたすら登って行くと、塔の上までたどり着きます。
窓からローテンブルクの街並みを見渡すことができますよ!
オレンジ色の屋根が並ぶ景色が素敵です。
また、レーダー門をはじめ街のところどころから城壁の上に上ることができます。こちらは無料です。
こんな階段が城壁のところどころについています。
城壁はほぼ1周できます(途中切れているところがあるので完全にはできませんが)。
こんな感じで屋根もついているので雨の日でも大丈夫ですね。
城壁の上を歩けるなんてなかなか貴重な体験です。
城壁にはところどころ小さな穴があいていて、昔はここから外の様子を伺っていたのかな・・と思いを馳せるひつじさんでした。
レーダー門の場所↓
レーダー門をくぐり、マルクト広場に向かう道を歩いていると、途中にあるのがマルクス塔です。
ちょっと分かりにくいですが、上の写真の奥中央にあるのがマルクス塔です。
意識していないと通りすぎてしまいます。
マルクス塔の手前はカラフルな建物が立ち並ぶので一緒に写真に収めるといい感じですよ!
マルクス塔の場所↓
マルクト広場(Marktplatz)
マルクト広場はレーダー門から徒歩5分程度で到着します。
ローテンブルクの中心地マルクト広場には仕掛け時計があり、10:00から22:00の間の1時間ごとに時を知らせます。
色とりどりの建物に囲まれた広場は一見の価値ありです。
マルクト広場の場所↓
テディズ・ローテンブルク(Teddys Rothenburg)
かわいいもの好きの方には必見のぬいぐるみ専門店です。
入り口の大きなテディベアが目印。マルクト広場を囲む一角にあります。
テディベアはもちろん、いろいろなぬいぐるみが所狭しと並んでいます。
少々値が張りますが、おみやげにおすすめなのはハンドメイドのぬいぐるみ。
世界に一つしかないぬいぐるみは、ドイツに来た記念にもなりますし、大切な人へのプレゼントにもよいですね。
ちなみに私もここでとあるハンドメイドのぬいぐるみに一目惚れして連れて帰ってきました。
お値段はぬいぐるみにしてはなかなか・・・でしたが、他にはないリアリティに惹かれました。
ぬいぐるみの楽園に、是非足を運んでみてください!
Information
HP: https://www.teddys-rothenburg.de/
開館時間:10:00-18:00
アクセス:Rothenburg ob der Tauberhbfから徒歩約15分。マルクト広場からすぐ
ケーテ・ヴォールファールト(Käthe Wohlfahrt)
ケーテ・ヴォールファールトは、店内が年中クリスマスのクリスマス用品専門店。
店内に一歩足を踏み入れると、大きなクリスマスツリーがお出迎え。心躍るショッピングを楽しめます。
店内はなかなか広く、クリスマスツリーのオーナメントから
クリスマスの食器、家具、インテリア小物までクリスマス用品ならどんなものでも揃うお店です。
お土産に買って帰れば毎年のクリスマスに楽しめますし、
ウィンドウショッピングだけでもクリスマスのワクワク感を楽しめますよ。
クリスマス一色の店内は覗いてみる価値ありです。
ケーテ・ヴォールファールトはドイツ国内に他にも数店舗ありますが、
ローテンブルクが本店です。是非立ち寄ってみましょう!
Information
HP: https://kaethe-wohlfahrt.com/
開館時間:9:00-18:00(季節によって変動あり)
アクセス:Rothenburg ob der Tauberhbfから徒歩約15分。マルクト広場から徒歩1分。
聖ヤコプ教会(St. Jakobs-Kirche)
マルクト広場から少し北へ歩いたところにあるのが大きな教会、聖ヤコプ教会です。
高い天井に、荘厳な祭壇、静寂な空間に神聖さが感じられます。
後ろを振り返るとパイプオルガンがあります。
実は聖ヤコプ教会は2Fに上がってパイプオルガンの裏側に回ることができ、
2Fこそが主な見どころになっています。
階段で2Fに上ると、パイプオルガンの裏側にでます。
普段パイプオルガンの裏側を見ることはなかなかないので貴重な機会です!
そして、その向かい側にあるのが彫刻家リーメンシュナイダーの「聖血の祭壇」です。それが下の写真。
聖ヤコプ教会はこの彫刻があることで有名だそうです。
緻密で美しい彫刻を間近で見れるというだけでも来る価値がありますよ。
Information
HP: http://www.rothenburgtauber-evangelisch.de/jakobskirche/index.html
開館時間:4-10月:9:00-17:15/11月と1-3月:10:00-12:00, 14:00-16:00/12月:10:00-16:45
入館料: 2.50 EUR
アクセス:Rothenburg ob der Tauberhbfから徒歩約15分。マルクト広場から徒歩2分。
Die Waffenkammer
ふらりと立ち寄って面白かったお店を紹介します。
マルクト広場からプレーンラインに向かって南に歩いて行く途中に左手にあったお店です。
店頭に置かれた甲冑が目印です。
いろいろな武器のレプリカの専門店のようで、リアルな刀、銃のレプリカだけでなく、
鎧やゲームの世界のコスプレグッズまで販売されていました。
少年心をくすぐるのでしょうか、一緒にいた夫が大興奮でした笑
店内はまるでゲームの中の武器屋のよう。
ゲームの中で、こんなシーンあったな・・・笑と思ってしまうお店です。
中世の面影を残すローテンブルクの街中にあるというのも趣があります。
こちらはお酒コーナーなのですが・・・回復アイテムか何かが売られているようです笑
そして地下にはこんな場所も。
中世の甲冑を着たリアルな人の置物があるので、一緒にベンチに座って写真を撮れば良い記念になります。
洞窟のなかの牢屋なのか、基地なのか、設定は私にはよくわかりませんが、とりあえず夫はとても楽しそうでした笑
information
営業時間:9:00-18:00
アクセス:マルクト広場から徒歩1分。
中世犯罪博物館(Mittelalterliches Kriminalmuseum)
時間のある方は中世犯罪博物館に足を運んでみてはいかがでしょう。
こちらでは実際に中世に使用された拷問器具や魔女狩りなどの恐ろしい歴史を目の当たりにすることができます。
上の写真は棘だらけの椅子です。おぞましいですね・・・・
こんな感じで拷問器具がひたすら展示されています。
ローテンブルグではただおしゃれでかわいい街を楽しみたい!という方にはあまりおすすめできませんが、
中世ヨーロッパのこういう歴史もきちんと勉強したい方にはおすすめです。
なかなかこのような生々しい歴史的展示物は日本では見れませんし、ある意味貴重な機会だと思います。
マルクト広場から、次にご紹介するローテンブルグの観光名所、プレーンラインへの道中にあるので立ち寄りやすいです。
information
HP: http://www.kriminalmuseum.eu/
開館時間:4月〜10月: 10:00-18:00/11月〜3月: 13:00-16:00
入場料:大人一人 7.00EUR
アクセス:マルクト広場から徒歩2分
プレーンライン(Plönlein)
二股道の両側にカラフルな木組みの家が立ち並び、その先にはオレンジ屋根の塔が建つ景色は、
まさにローテンブルグらしさを凝縮した美しい構図。
写真映えもしますし、とても有名な通りになっています。
絵葉書の写真としてもよく使われるようです。
正直ローテンブルクはどこを見てもこのようなかわいらしい家が立ち並ぶので
何も知らずに観光していると通りすぎてしまうかもしれませんが、
ここで写真を撮っておけば間違いなく「ローテンブルクに来ましたよ!」感がありますよ。
プレーンラインの場所↓
ローテンブルク名物「シュネーバル」に挑戦
ローテンブルクの銘菓、シュネーバルにも挑戦してみましょう!
ローテンブルク内いたるところにシュネーバルを販売しているカフェがあります。
シュネーバルは、きしめん状の細長い生地を丸めて球体状にし、油であげたドーナツのような食べ物です。
コロコロとした見た目が可愛らしく、ショーケースに並んでいるのも画になります。
食感はザクザクしていて、飲み物が欲しくなる感じです。
生地自体の味付けはシンプルで素朴ですが、
チョコレートやアイシングでコーティングされているので独特の香りと甘さがあります。
一つの大きさがこぶし大くらいあり、一人で全部食べるのは正直結構きついものがありました。
硬いのでちょっと食べにくいというのもあります。
二人での旅行なら二人で一つくらいで十分です。
いろいろなフレーバーが販売されていますが、正直食べてみると違いはあまりわからないかも・・・
いろいろと書いてしまいましたが旅先での不思議な食べ物を試してみるのはプライスレスな経験だと思います。
シュネーバルはローテンブルクの銘菓ということで店内はいつもそれなりに人が入っています。
地元の雰囲気も味わえますので是非試してみてください!
シュネーバルのお店はいくつかありますが、私たちが行ったのはこちらのお店です↓
Diller Schneeballenträume – SB-Café
ローテンブルクでランチ:Ratsstube
本格的なドイツ料理を手軽に楽しめるのがこちらのレストラン、Ratssubeです。
マルクト広場に面しているので場所もとてもわかりやすいと思います。
ドイツらしいビアホールのような店内で、お客さんもたくさん入っているので店員さんも忙しない感じでしたが、
お料理はとてもおいしかったです。
トマトスープは4.00EUR。この日は寒かったので温かいスープが嬉しく、とてもおいしくいただきました。
上の写真がメインディッシュとして頼んだものです。
手前はトンカツのようなものにハッシュドポテトのフライがついたような料理でサラダもついて11.00EUR。
奥はチキンカツとサラダでこちらも11.00EUR。
どちらもおいしかったです。
英語表記のメニューもあるのでわかりやすいところもよかったです。
information
HP: https://www.ratsstuberothenburg.de/en/ratsstube-rothenburg/about-us.php
営業時間:9:00-21:30
予算:15.00EUR〜
アクセス:マルクト広場から徒歩1分
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